ゴルフ会員権の所有権を移転するには名義変更の手続きが必要になります。手続きを進めるにはまず売主と買主の間で合意が成立しなければなりません。価格や支払い方法、名義変更に日程などについて当事者間で交渉が行われます。合意が成立したらクラブの管理会社に名義変更の通知をします。
通知は書面で行うのが通常で、クラブからは手順や必要書類などの情報が提供されます。買主がクラブに提出する申請書には当事者の個人情報やゴルフ会員権の詳細、名義変更の理由などを記載します。管理会社は提出された申請書を審査して買主の資格や、売主の未払い費用などを確かめます。問題がなければ審査を通過し名義変更の許可を得ることができます。
売主に未払いの費用がある場合には清算しなければなりません。清算をしなければ次の手続きに進むことができないので注意してください。売買契約を締結する場合には売主に未払いの費用があるかどうかを慎重に確かめることが大切です。未払いの費用がない場合にはスムーズに手続きを進めることができます。
中古のゴルフ会員権は新規に入会するよりも費用が安いというメリットがありますが、具体的な取引では綿密な準備が求められます。クラブから譲渡が許可されると当事者は本格的に契約を締結します。契約には価格や手数料、変更手続きの詳細などが含まれています。支払いと全ての手続きが完了すれば、買主は新たな所有者としてクラブを利用できるようになります。