これからゴルフ会員権を売りたい、あるいは買いたい、さらには相続で譲り受けることになった等、このようなケースは決して珍しくありません。ゴルフ会員権の所有権移転にともなう契約締結や、ゴルフ場ごとの名義変更の手続きには、専門的な知識や経験そしてノウハウが必要になるのが一般的です。初心者はもちろん、長年にわたりゴルフを楽しむ方であっても、ゴルフ会員権に関する素人である以上は、この分野のプロである仲介業者に相談および依頼するのが無難でしょう。とはいえ、一口に仲介業者といってもその数やタイプは幅広く多岐にわたります。
特に初心者の方にとっては、本当に信頼できる仲介の専門会社を選ぶのはなかなか難しいのが現実です。そこで事前に適切な仲介会社の選び方を理解し、スムーズかつ確実に契約締結や名義変更手続きを実現することが求められます。まず高い信頼と豊富な実績を見極めることです。残念ながら仲介業者の中にも、サービスの質が劣っていたり、悪徳な商法で会員を騙すようなケースがあるのも事実。
そんな仲介業者を見極めるためにも、この分野の事業でどれだけ長い歴史があるのか、これまでどれだけ数多くの成約実績があるのか、経営者や経営方針はどのようなものか、しっかり確認しましょう。次に取扱銘柄の豊富さも、選び方の大事なポイントです。銘柄の数や種類が多いほど、自分の希望条件やニーズに合致したゴルフ会員権を見つけやすくなるでしょう。そして選び方で最も気をつけたいのが、仲介手数料です。
これは仲介業者ごとに異なりますが、おおよその相場は売買金額の約1％から約3％と言われています。これよりも高すぎる場合はもちろん、逆に安すぎる場合であっても、避けるのが無難でしょう。後から手数料以外にも何かと追加費用を請求されて、トラブルになることもあり得るからです。